4月の下旬、埼玉県の両神山に行ってきました。日帰り登山としては、最もハードな山の1つになりました。
今回の活動を振り返り、次回以降の山行に役立てるために対策・改善点を検討します。
計画編はコチラ↓
PDCAの大切さ!
みなさん、登山にあたって計画や振り返りはしっかりと行っていますか?
登山のスキル向上には、PDCAサイクルを回すことが非常に重要です。安全な登山のために、以下のようなサイクルを回すことをおすすめします。
- 計画(Plan):目的・目標の設定、ルートの選定、装備・食料の準備
- 実行(Do):登山に必要なスキルの習得、体力・体調の管理、ルートの確認
- 評価(Check):登頂までのタイム、体力・体調の変化、装備・食料の消耗
- 改善(Act):改善点の洗い出し、次回の計画への反映
きちんと自分自身の力を把握する事は大切です。
より高いレベルの山へ挑戦するために、装備や食料の選定、コースの選択やスケジュールの調整、体力及び体調の管理方法の見直しを行い、次回の山行に備えましょう!
また、いくつかの天気予報サイトを確認したところ、当日の最高気温は27度、最低気温は12度とのことで、かなり暖かくなるようです。
防寒服は必要なさそうなので、レインウェアを持参する程度で大丈夫と判断しました。
※みなさんが登山する際は、各自て必ず気象予報の確認をしましょう。
活動記録
天気・気温
事前に確認した予報通り、晴れ時々曇り、最高気温は20度ほどでした。
長袖だと暑いと感じる時もあったものの、結果としてはちょうどよかったと思います。
活動データ
ルート・タイムは以下の通り。
今回は最もメジャーなルートである、「日向太谷口」からピストンで登りました。
詳細は「YAMAP」をご確認ください!!(フォローしてね)
タイムテーブル
計画時点では、標準コースタイムの0.7としていました。
予定と実績のまとめは以下の通りです。
# | 出発場所 | 到着場所 | 予定:発 | 予定:着 | 実績:発 | 実績:着 | ペース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日向大谷口 | 会所 | 08:50 | 09:35 | 08:46 | 09:13 | 27分(60.0%) |
2 | 会所 | 清滝小屋 | 09:35 | 10:44 | 09:13 | 10:27 | 74分(107.2%) |
3 | 清滝小屋 | 両神神社 | 10:44 | 11:35 | 10:36 | 11:21 | 45分(88.2%) |
4 | 両神神社 | 両神山 | 11:35 | 11:52 | 11:31 | 11:46 | 15分(88.2%) |
5 | (休憩) | (休憩) | 11:52 | 12:22 | 11:46 | 12:44 | 58分(193.3%) |
6 | 両神山 | 両神神社 | 12:22 | 12:35 | 12:44 | 12:53 | 9分(69.2%) |
7 | 両神神社 | 清滝小屋 | 12:35 | 13:14 | 12:53 | 13:21 | 28分(71.8%) |
8 | 清滝小屋 | 会所 | 13:14 | 14:05 | 13:21 | 14:17 | 56分(109.8%) |
9 | 会所 | 日向大谷口 | 14:05 | 14:44 | 14:17 | 14:47 | 30分(76.9%) |
「ペース」の列では、各チェックポイントでの到着時間と予定時刻との比較を行い、予定比(%)を整理しています。
当日の登山中は気づきませんでしたが、まとめてみると、大きな時間のばらつきがあることに気づきました。
特に「清滝小屋⇔会所」間は、登り・下りの両方で予定を超過しています。
この区間は高低差が575mとそれなりにあるため、登りは確かに苦戦しましたが、下りでも予定タイムを超過していたことに驚きました。
ただし、下りにおいてその前後の区間では、予定比が一定して70%前後となっていますので、設定されたコースタイムが元々厳しい時間であった可能性があります。
登りと下りを分類し、それぞれのサマリーを確認すると、予定との比はそれぞれ88.5%、86.6%でした。
今後も余裕分として10%を考慮すると、私の場合は標準コースタイムの70%程度で設定していけば問題ないようです。
お昼については、30分の予定でしたが、実際には2倍ほど時間がかかってしまいました。
写真や動画撮影、また火器類のトラブルが原因で、時間を要してしまいました。
今後は、1時間を確保しておくことを検討しています。※振り返りパートで細かい見直しは実施しています。
振り返り
良かったポイント
水分コントロール
地図やYAMAPで他の方の直近の活動記録を確認し、水場の情報を把握していたため、6時間程度の行程でも携帯する水量は最大で900ml程度で済みました。
水量は荷物の重量にダイレクトに影響するため、今回適切な水分量を把握し、コントロールすることができたことは大きな成果でした。
見直しポイント
現金は必ず所持する
今回、登山口へのアクセスには小鹿野町営バスを利用しましたが、Suicaなどの電子マネーが利用できないことを事前に把握していませんでした。
偶然にも御花畑駅での乗り換え待ち中に、現金を持っていないことに気づき、急いで最寄りのコンビニに行き、現金を引き出すことができたため、何とかバスに乗ることができました。
現金が必要になる場面は、事前に予測することができないことがあります。
今後は必ず現金を持ち歩くようにします。
火器類のバックアップを準備する
今回、アルコールストーブを紛失してしまい、お昼休憩時にスムーズにお湯を沸かすことができませんでした。
苦肉の策として、五徳兼風防の固形燃料ストーブに直接アルコールを注ぐことで、なんとかお湯を沸かしましたが、長期山行などに備え、改善策を検討する必要があると感じました。
火器類は、替えが効かないという面があるため、固形燃料を持参するなど、最低限のバックアップを用意するように心がけ様と思います。
- 日帰り アルストの時は、「固形燃料」を1回分を持っておく。
- テント泊 ガスバーナーの時は、「アルスト」や「固形燃料」を数回分は持っておく。
まとめ
この記事では、日本百名山の1つ、埼玉県の両神山の活動日記・振り返りを紹介しました。
これから両神山へ挑戦しようとされている方は、コースタイムを参考にしてみてください。
また、振り返りのポイント等は、普段のみなさんの山行に役立ててみてください。
他にも山日記・登山計画・ギア紹介をしていますので、読んでいただければ幸いです。
コメント