MENU
たこのすけ
駆け出し登山家
30歳から登山デビュー。いつか百名山の制覇を目指し奮闘中。

【連載・UL登山の食事】第2回:行動食編 – エネルギー補給に最適な軽量おやつ

目次

はじめに

登山を楽しむ皆さん、こんにちは。前回は軽量で栄養満点な山ごはんレシピをご紹介しましたが、今回は行動食編です。登山中のエネルギー補給に欠かせない行動食は、軽量・小型・高カロリー密度が求められます。

エネルギー不足は体力の低下や集中力の欠如につながり、登山の安全性を損なう可能性があります。そこで、登山中でも手軽にエネルギーを補給できるおすすめの行動食をご紹介します。


行動食の選び方

軽量・小型であること

  • 荷物の軽量化:行動食自体が軽く、小さければ荷物全体の重量を抑えられます。
  • 携帯性の向上:ポケットやザックの取り出しやすい場所に収納しやすく、休憩時間を短縮できます。

高カロリー密度であること

  • エネルギー補給効率:重量あたりのカロリーが高い食品は、少量でも十分なエネルギーを補給できます。
  • 持久力の維持:長時間の活動でもエネルギー切れを起こしにくくなります。

食べやすさと嗜好性

  • 食欲をそそる味:疲労時でも食べやすい味や食感が重要です。
  • 個包装の利便性:衛生的で、量の調節がしやすい個包装がおすすめです。

おすすめの行動食

1. 柿の種

おすすめポイント

  • 軽量・小型:小袋に入っており、持ち運びやすいサイズ。
  • 高カロリー密度:米菓とピーナッツの組み合わせで、炭水化物と脂質をバランスよく摂取。
  • 塩分補給:適度な塩味で、汗で失われた塩分の補給に役立つ。
  • バリエーション豊富:梅味、わさび味など、様々なフレーバーで飽きが来ない。

栄養成分(100gあたり)

  • エネルギー:約450kcal(約4.5kcal/g)
  • 炭水化物:約70g
  • タンパク質:約10g
  • 脂質:約16g

2. カロリーメイト

おすすめポイント

  • 高カロリー密度:小さなサイズで効率的にカロリーを摂取可能。
  • 栄養バランス:5大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)をバランスよく含む。
  • 携帯性:個包装で崩れにくく、ポケットにも収納しやすい。
  • 食べやすさ:クッキータイプで、疲れていても食べやすい。

栄養成分(2本入り1袋/50gあたり)

  • エネルギー:約200kcal(約4.0kcal)
  • 炭水化物:約20g
  • タンパク質:約4g
  • 脂質:約11g

3. ブラックサンダー

おすすめポイント

  • 高カロリー密度:小型ながらもエネルギーが高い。
  • 糖質補給:チョコレートとビスケットで素早くエネルギー補給。
  • 食べやすいサイズ:一口サイズで手軽に食べられる。
  • コストパフォーマンス:手頃な価格で入手しやすい。

栄養成分(1本あたり)

  • エネルギー:約115kcal
  • 炭水化物:約12g
  • タンパク質:約1.5g
  • 脂質:約6g

4. アルファ米

おすすめポイント

  • 軽量・保存性抜群:乾燥した状態で軽く、長期保存が可能。
  • 高カロリー密度:炭水化物が主成分で、効率的にエネルギーを補給。
  • 調理が簡単:お湯や水を加えるだけで食べられるため、行動食としても活用可能。
  • バリエーション豊富:白米だけでなく、五目ご飯やドライカレーなど味付きのものもあり、飽きずに楽しめる。

行動食としての活用方法

  • お湯や水で戻して食べる:短時間の休憩中にお湯や水を加えて戻し、エネルギー補給。

栄養成分(1食分あたり)

  • エネルギー:約360kcal
  • 炭水化物:約80g
  • タンパク質:約6g
  • 脂質:約1g

その他のおすすめ行動食

5. ナッツ類

おすすめポイント

  • 高エネルギー:脂質が豊富で、持続的なエネルギー源。
  • 栄養価が高い:ビタミンEやミネラル、食物繊維が豊富。
  • 携帯性:小袋に分けて持ち運べる。
  • 無塩・有塩の選択:塩分補給が必要なら有塩タイプを。

栄養成分(30gあたり)

  • エネルギー:約200kcal
  • 炭水化物:約6g
  • タンパク質:約6g
  • 脂質:約18g

6. ドライフルーツ

おすすめポイント

  • 天然の糖分:素早くエネルギー補給が可能。
  • ビタミン・ミネラル豊富:特にカリウムや鉄分が摂取できる。
  • 軽量・コンパクト:水分が少ないため軽く、持ち運びやすい。
  • バリエーション:レーズン、マンゴー、バナナチップなど種類が豊富。

栄養成分(30gあたり)

  • エネルギー:約100kcal
  • 炭水化物:約25g
  • タンパク質:約1g
  • 脂質:約0.5g

7. エネルギージェル

おすすめポイント

  • 即効性:液状で吸収が早く、すぐにエネルギー補給。
  • 携帯性:小型パウチで持ち運びが容易。
  • 使いやすさ:飲むだけで手軽に摂取可能。
  • フレーバー:様々な味があり、飽きが来ない。

栄養成分(1パウチあたり)

  • エネルギー:約100kcal
  • 炭水化物:約25g
  • タンパク質:0g
  • 脂質:0g

8. ビーフジャーキー/サラミ

おすすめポイント

  • 高タンパク質:筋肉の維持や回復に役立つ。
  • 噛み応え:咀嚼により満足感が得られる。
  • 塩分補給:汗で失われたミネラルの補給に。
  • 保存性:乾燥食品のため日持ちが良い。

栄養成分(30gあたり)

  • エネルギー:約100kcal
  • 炭水化物:約5g
  • タンパク質:約20g
  • 脂質:約1.5g

9. プロテインバー

おすすめポイント

  • 高タンパク・高エネルギー:筋肉の修復とエネルギー補給を同時に。
  • 栄養バランス:ビタミンやミネラルも含む製品が多い。
  • 食べやすさ:チョコレートやシリアルタイプで美味しく摂取。
  • 携帯性:個包装で持ち運びが簡単。

栄養成分(1本/60gあたり)

  • エネルギー:約290kcal
  • 炭水化物:約17g
  • タンパク質:約25g
  • 脂質:約14g

行動食のパッキングと取り出しやすさ

パッキングのコツ

  • 小分けにする:一回分の量に分けておくと便利。
  • 取り出しやすい場所に収納:ザックのサイドポケットやウエストポーチなど。
  • 防水対策:ジップロックや防水パックに入れて湿気や雨を防ぐ。

取り出しやすさの工夫

  • 頻繁に使うものは手元に:休憩時にすぐ取り出せるよう配置。
  • パッケージを簡易化:開封しやすいように切り込みを入れておく。
  • ゴミ袋の準備:出たゴミをすぐに収納できる小さな袋を用意。

行動食を選ぶ際の注意点

アレルギーへの配慮

  • ナッツや乳製品アレルギー:該当する方は成分表示を確認。
  • 自分の体質に合った食品を選ぶ:新しい食品は事前に試しておく。

消化吸収

  • 胃腸への負担:高脂質の食品は消化に時間がかかるため、量に注意。
  • 水分補給:乾燥した食品を摂取する際は水分も適宜補給。

賞味期限と保存方法

  • 賞味期限の確認:登山前に必ずチェック。
  • 高温環境での保存:チョコレートなどは溶けやすいので注意。

まとめ

登山中のエネルギー補給に適した行動食は、軽量・小型・高カロリー密度がポイントです。自分の好みや体質、登山の難易度や時間に合わせて、最適な行動食を選びましょう。

おすすめ行動食一覧

  1. 柿の種
  2. カロリーメイト
  3. ブラックサンダー
  4. アルファ米
  5. ナッツ類
  6. ドライフルーツ
  7. エネルギージェル
  8. ビーフジャーキー
  9. プロテインバー

これらを上手に活用して、エネルギッシュに山を楽しんでください。


おわりに

行動食は登山のパフォーマンスを左右する重要な要素です。しっかりと計画し、適切なエネルギー補給で安全で快適な登山を実現しましょう。

次回は「小屋食のUL効果」についてご紹介します。お楽しみに!


ご質問や感想がありましたら、ぜひコメント欄でお聞かせください。一緒に登山の楽しさを広げていきましょう!


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・都内在住の30代男性
・登山暦は5年未満
・日帰り〜2泊の山行がメイン
・目標は百名山踏破

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次